2021年6月26日(土)

仕事終わりにワインの勉強!!
会社の先輩にブラインドで出して頂くのですがこの日は最初に2杯のグラスが出てきました。

値段は倍以上の差があるという2杯でしたが、私は一口飲んで迷うこと無く、1杯目に飲んだワインがあきらかに「上質なワイン」と感じました。
もちろん個人の好みや体調や味覚の問題はあると思います。

品種はどちらもピノ・ノワール。1杯目は「ブルゴーニュ」2杯目は「カリフォルニア」と答えました。専門用語で言うと最初のグラスは「フィネス」が溢れエレガントで凛としていて高級感が漂っていました。

その1杯目こそが
【アントヒル・ファーム アンダーソン・ヴァレー ピノ・ノワール2018】

2ヵ月前に テスティングしたばかりのワインでした。

「あの時には感じなかった感動をなぜいま感じたのだろう。」

もちろん抜栓したタイミングや前後に飲んだワイン、気温などの様々な影響はあると思いますが、びっくりしたと同時に「だからこそワインは面白い」と感じました。
家までの帰り道に「この素晴らしいワインをもっと沢山の人に飲んでほしいなあ」と考えながら、自分にロバート・パーカーやアントニオ・ガローニの語彙力や影響力があったら...と己の力の無さを痛感しながら帰路についたのを覚えています。

でもそれはすぐすぐ身につくはずもありません。だけど自分は幸運にも尊敬するワインのスペシャリスト達がすぐ近くにいます。コツコツと勉強して、盗む所は盗んで、お客様の信頼を勝ち取っていきたいと思います。

いつか「彼のオススメするワインはいつも間違いない」と言われるように、顔の見えない声も聞けないネット販売だからこそ、一文字一文字に魂を込めてお伝えしていきたいと思います!!

もちろんそれぞれのお客様に好みがあるので、自信を持っておススメするのには勇気がいりますが、【アントヒル・ファーム】は最近飲んで感動したワインだったので、思わずお伝え致しました!!

シラーも抜群に旨いですよ(^-^)☆★

 
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Anthill Farms
アントヒル・ファームズ


目指すはカリ・ピノの頂点

3人の若手敏腕醸造家がカリ・ピノの頂点を目指し立ち上がりました。設立から僅か4年で多くのワイン関係者や愛好家を魅了。すでに世界のトップ100ワイナリーにも選出される新世代のスター【アントヒル・ファームズ】

「上手くいくはずがない」

ピノ・ノワールを愛する3人の若者が、共同でワイナリーを立ち上げる際、皆が口を揃えたそうです。潤沢な資金はなく、畑も醸造施設も持たず、設立者は駆け出しの醸造家が3人という前代未聞のワイナリー、アントヒル・ファームズ。しかし人々の予想とは裏腹に、初ヴィンテージの2004年から間もなく、彼らのワインは他のカリフォルニアのピノ・ノワールとは一線を画すそのエレガントなキャラクターと高いクオリティで、多くのワイン関係者や愛好家を魅了しました。

世界的なワイン評論家ステファン・タンザーは「見守るべきワイナリー」と評し、ブルゴーニュ評論の権威アラン・メドーは彼らのワインを手に入れるためにメーリングリストへの登録を勧めました。また、この突如として現れたこの新星ワインをフレンチ・ランドリーをはじめとするトップクラスのレストランがこぞって求めました。彼らの確固たるビジョンから生まれたピノ・ノワールは熱狂を持って受け入れられたのです。





【夢を現実に】

彼ら、アンソニー・フィリベルティ、デイヴィッド・ロウ、そしてウェブスター・マルケスの3人は、ウィリアム・セリエムでワイン造りを学んだ2003年に出会いました。当時、アンソニーとデイヴィッドは30歳、ウェブスターは24歳。彼らは互いに味覚や理想とするワインが似ていたことで意気投合。3人で共にワイナリーを設立する夢を語り合い、ウィリアム・セリエムでの収穫が終わるとすぐにその方法を模索しました。

目指すワインは最初から決まっていました。

「冷涼な気候のノース・コーストの様々な畑から、表情豊かでエレガント、そしてなにより美味しいピノ・ノワールを造りたい。」

彼らはまず、ソノマの北に位置するアンダーソン・ヴァレーで畑を探し歩きました。だが、ただこの地のピノ・ノワールが手に入れば良い訳ではなく、周囲の畑とは違う特徴を持った、彼らの言葉を借りると「自分たちに語りかけてくるような」畑を求めていました。彼らには若さ故の行動力だけではなく、畑のテロワールを見極める才能がありました。また、時には気難しい栽培家に好まれる何かも持ち合わせていました。それは例えば、ワイン造りへの情熱、謙虚さ、将来性といえるかもしれません。



「畑の世話は最大限に、醸造で手を加えるのは最低限に」をモットーとするワイン造りでは、各畑のキャラクターを引き出すための非常に細やかな配慮がなされています。栽培ではサステイナブル・アグリカルチャーを採用。一部の畑ではビオディナミも導入されています。醸造においては、部分的にブドウを除硬せず、開放型の発酵槽を用いて自然酵母のみで発酵を行い、熟成に用いるフレンチオークのバリックの新樽率は10-40%と低い。ワインをタンクから移動させる際はポンプを使わず、清澄もろ過も行わず瓶詰めされます。このクラシックな造りから生まれる彼らのピノ・ノワールは、上質なブルゴーニュと見紛う優美さと繊細さを備えています。



設立当初、3人とも日中は別のワイナリーの醸造家として働いていたため、アントヒル・ファームズとしてのワイン造りは深夜に及ぶことは日常茶飯事。夜中の3時に圧搾を始め、それが終わるまでセラーのパレットの上で仮眠をとったことも何度かあったといいます。その昼夜の別なく懸命に働く様や、醸造タンクに3人が集う様は、ブドウに群がるアリのようとも形容され、ワイナリー名とラベルのシンボルになっています。



設立から10年近くかけ、慎ましいサイズながらも少しずつ畑を増やし、現在ではメンドシーノ・カウンティとソノマ・カウンティの4つのアペラシオンでワインを手掛けるようになりました。生産量は格段に増えたが、それでも入手困難な生産者のリストに名が挙がります。年を追うごとに彼らのワインは洗練に洗練を重ね、2011年には、ワイン・アンド・スピリッツ誌で、カリフォルニアのフラワーズやフランスのルフレーヴ、ギガルと並び、世界のトップ100ワイナリーのひとつに選ばれています。