Lou Dumont
ルー・デュモン

 
 

ブルゴーニュで活躍する
日本人醸造家「仲田晃司」さん。

この度6年ぶりに帰国するとの事で
「仲田さんを囲むディナー会」に

ワインセラーパリ16区を代表して
参加させて頂きました。


そこで4時間程みっちりと
仲田さんに色々なお話を伺いましたので

今回貴重な裏話を添えて
ルー・デュモンのアイテムをご紹介致します。


自らの発言力の影響を考え他人のワインについて、滅多に評価しないことで知られるアンリ・ジャイエ氏より「自分自身のアイデンティティをワインに表現せよ」との薫陶を受け、それを実践する仲田さんの渾身のワインを是非この機会にお試し下さい!


遂に自社畑となった(正式な自社畑としてのリリースは2028年頃から)注目の区画、マルサネ・アン・コンブローや極上のマールなど大注目です!!

 


 

まずは仲田さんが醸造に全面参画した
特別プロジェクトのシャンパーニュ

Simon‐Devaux & Lou Beatitudinem
シモン・ド・ヴォ―&ルー・ベアティトゥディネム


にて乾杯!

こちらはブラン・ド・ノワールの
「NIGHT」です。

 
▲シャンパーニュを熱く語る仲田さん




全く想像していませんでしたが

仲田さんのシャンパーニュ造りに
並々ならぬ熱意を感じました。

しかしシャンパーニュというものは
規定上すぐに商品化できないため

かなりお金と時間がかかるとの事。

皆様あと10年くらいは
ご贔屓よろしくお願い致します。

と冗談交じりにおっしゃていました。笑



追記

仲田さんは2020年に念願のシャンパーニュの畑を取得、現在オーブ県のコート・デ・バルに1ヘクタール以上のブドウ畑を所有しています。自社畑シャンパーニュのリリースが楽しみですね(^^♪





 

続きましてブルゴーニュ・ブラン。

ヴィンテージは2022です。

2022年の特徴をトピック的にまとめると



冬は例年よりも乾燥し穏やかだったおかけで、早くからブドウの成長サイクルが始まった。

4月初旬の急激な気温低下は霜害を誘発しましたが、幸いなことに被害は限定的で、収穫への影響はほとんどなかった。

開花は例年より2週間はやく5月末に終了、降雨量が少なく心配していましたが、6月末に豪雨があり、まさに「干天の慈雨」となった。

夏の高温によってブドウの機は完璧な状態を保ち、8月中旬には適度な雨も降るなど、理想的な天候が続いた。

収穫は8月末に始まり、9月の第3週まで続いた。

ブドウの品質、収穫量ともに、非常に満足ゆくものだった。

 


2022vt.は2000年以降でベスト5に入る
傑出ヴィンテージと話す仲田さん。


既にファンの方も多いと思いますが、このブルゴーニュ・ブランは、「ルー・デュモンのスタンダード・キュヴェだからこそ、格付けを超えた味わいを実現したい。」と、熱い思いが込められたワインです。

「おそらくACブルゴーニュで一番ムルソーに近い」という仲田さんの言葉通り、このブルゴーニュ・ブランはムルソーをイメージして造っており、新樽を効かせ(仲田さんのキュヴェで一番樽を使うららしい)、コクとボリュームのある味わいを目指しています。


今回ご紹介するのは「2021年」の
ブルゴーニュ・ブランです。\21年かいっ!笑/

仲田さん曰く、難易度が高くやりがいのある年だった「2021年」。

暖冬でブドウの樹のサイクルが早まったところに、霜害と雹害。

多雨による病気の被害も見られました。

8月中旬から理想的な陽光の下でヴェレゾンの形成が行われたことは救いとなりました。

結果、平均50%減と収量は激減しましたが、努力を惜しまない生産者にとっては素晴らしいワインとなりました。

厳しい年だからこそわかる、造り手の熱意と技量。

ACブルゴーニュの域を超えるその味わいは、現地フランスのミシュラン星付きレストランからビストロまで、多くの飲食店で取引され、全世界30カ国へと輸出されています。

本当にびっくりするぐらい旨いので未体験のお客様、そしてファンの皆様、是非一度お試し下さい('Д')!


ブルゴーニュ・ブラン 2021
輸入元参考上代6,000円(6,000円税込)
5,100円(5,610円税込)

 
ムルソー 2022
輸入元参考上代19,200円(21,120円税込)
16,320円(17,952円税込)

ムルソーらしい濃厚なコク、美しい酸と深いミネラルを表現する事を志向しています。

長期熟成できる高いポテンシャルを持っています。

こちらも世界各国の星付きレストランにオンリストされる人気銘柄です。
 

ムルソー 1erCru レ・プリュール 2022
輸入元参考上代27,100円(29,810円税込)
23,000円(25,300円税込)

現在のルー・デュモンの最上位に位置するワイン。

ムルソー村北部のプルミエ・クリュで、ピノ・ノワールの作付け面積が大きいためプリュールの白ワインは比較的珍しいです。

エレガントな果実味と美しい酸、心に残るようなミネラル感が特徴で、是非数年熟成さてからご賞味下さい。


 

マルサネ・ブラン 2022
輸入元参考上代8,700円(9,570円税込)
7,400円(8,140円税込)

華やかな香りと力強い味わいが特徴で、たっぷりとしたミネラルの塩味を感じます。

複雑な味わいですが、すぐにでも楽しめるワインです。

フランスではマルサネ村の26の生産者達と一緒に共同運営するワインショップで販売しているのですが、あっという間に売れてしまい、いつも在庫なしになってしまうワインです。


 

ペルナン・ヴェルジュレス・ブラン
レ・ヴェルフィーユ 2022

輸入元参考上代9,600円(10,560円税込)
8,160円(8,976円税込)

私(仲田さん)も家内(奥様)も昔からペルナン・ヴェルジュレスが大好きで、そのバランスの良さとミネラル感はいつ飲んでも「あぁいいなぁ〜」と惚れ惚れしてしまいます。

テロワールが複雑で、醸造家として造り甲斐があるワインです。

実は家内にせがまれて造るようになりました( ;∀;)笑


 

サン・トーバン ブラン 2022
輸入元参考上代9,200円(10,120円税込)
7,820円(8,602円税込)

たっぷりとした酸とミネラル、深いコクが特徴的な、とてもバランスの良い白ワインです。

コストパフォーマンスも高く、今後注力していきたいアペラシオンです。

ペルナン・ヴェルジュレス同様、家内からせがまれて造りはじめました。

フランスで特に人気が高いワインで、毎年すぐに完売してしまいます。


 




続いてサーヴされたのは
ジュヴレ・シャンベルタン2022年。

私の魂です。

と開口一番に語る仲田さん。

「ジュヴレ・シャンベルタン」は買いブドウキュヴェの中で「最も特別」と話し、仲田さん自身が栽培から介入する割合が最も多いのもこのワインだそう。

20年以上毎年造っていますが、まだまだ知らない事がたくさんあり、飲む度にワクワクします。

と少年のような仲田スマイルでグラスをスワリングする様子を見て、こちらもワクワクしてきました。

ビッグヴィンテージらしく、華やかで豊満でパワフル。

エレガンスも共存しており、時間がたつと全房発酵(50%)由来のスパイスのようなニュアンスも。

今すぐ飲んでもかなり美味しい、素晴らしいワインでした。

「The World’s 50 Best Restaurants」で1位になったデンマークのミシュラン3つ星「Geranium」やサヴォアの名店3つ星「Cheval Blanc」や2024年度フランスソムリエコンクールで優勝した『Bestien Debono』がシェフソムリエを務める2つ星「Yoann Conte」など、多数のミシュラン星付きレストランにオンリストされています。


ジュヴレ・シャンベルタン2022
輸入元参考上代16,200円(17,820円税込)
13,780円(15,158円税込)



 

ジュヴレ・シャンベルタン 
キュヴェ・ナチュール 2022

輸入元参考上代19,200円(21,120円税込)
16,320円(17,952円税込)

「ジュヴレ・シャンベルタン」というアペラシオンの持つイメージをできる限り具現化したワインです。

ビオロジックだから美味しい、美味しくないの概念を捨てて、目をつぶってご賞味ください。

2022年の個性もフルマックスに表現しています。

版画家・宮崎敬介氏が手がけた特別コラボレーションラベルです。

 

モレ・サン・ドニ ルージュ 2022
輸入元参考上代13,100円(14,410円税込)
11,100円(12,210円税込)

最近その素晴らしさが大きく見直されてきたアペラシオンで、バランスの良さと力強さ、深いミネラルの塩味が特徴です。

時間をかけてゆっくりじっくり味わいたいワインです。

総面積が他のAOCに比べて小さいので、今後どんどん高くなっていくのではと心配しています。

 

モレ・サン・ドニ ルージュ ビオ 2022
輸入元参考上代14,000円(15,400円税込)
11,900円(13,090円税込)

酸もしっかりとあり、とてもバランスがよく奥行きのある味わいです。

私はこのワインに大自然の野性味を感じます。

バーベキューでは塩だけかけた牛肉によく合わせています。

新ラベルは家内がデザインしました。


 

シャンボール・ミュジニー 2022
輸入元参考上代19,200円(21,120円税込)
16,320円(17,952円税込)

是非特別な日に開けて頂き、絶妙なミネラル感と、味わいの変化を楽しんで頂きたいです。

個人的に飲めることなら毎日飲みたいワインです。

「The World’s 50 Best Restaurants」で1位になったデンマークのミシュラン3つ星「Geranium」をはじめ多くの星付きレストランにオンリストして頂いています。

 


ルー・デュモン 
ニュイ・サン・ジョルジュ V.V.
 2022

輸入元参考上代13,100円(14,410円税込)
11,100円(12,210円税込)

ヴィエイユ・ヴィーニュならではの凝縮したエキス分と口当たりのフレッシュさ、スパイシーさをご堪能頂けます。

特に赤肉系のしっかりとした料理と合わせて飲みたいワインです。

会社設立がニュイ・サン・ジョルジュだったこともあり、個人的にとても思い入れのあるワインです。

こちらもデンマークのミシュラン3つ星「Geranium」をはじめ多くの星付きレストランにオンリストして頂いています。

 


フィサン・ルージュ 2022
輸入元参考上代8,700円(9,570円税込)
7,400円(8,140円税込)

心に残るようなミネラルの塩味がポイントで、個人的に大好きなワインのひとつです。

フィサンは価格と品質を考えると本当にお買い得なワインだと思います。

フランスではサヴォアの3つ星「Floconscde sel」をはじめ多数の星付きレストランにオンリストして頂いています。

 


フィサン 1er Cru
レ・セルヴレ・ルージュ
 2022

輸入元参考上代13,100円(14,410円税込)
11,100円(12,210円税込)

新作になります。

とてもエレガントな口当たりで、ミネラルの塩味がポイントです。

個人的に特に好みのスタイルで、可能なら毎晩飲みたいワインのひとつです。

色はかなり淡いのに味わいは濃厚で複雑、そのギャップも楽しんで頂きたいです。

標高が高いため、私たちのワインの中で一番遅く摘み取りをする区画で、鳥たちが食べてしまう事があるので、収穫日にとても気を使っています。

 


マルサネ・ルージュ 
アン・コンブロー 2022

輸入元参考上代9,200円(10,120円税込)
7,820円(8,602円税込)

マルサネの中でも特に石や岩が多いテロワールで、この区画に惚れ込んでいます。

美しい果実味と豊かなコクが特徴的なブルゴーニュの赤「らしい」ワインです。

本当にこの区画が好きで好きで、何とかこの区画を買えないかずっと機会を探していたのですが、念願かなって2021年末に購入する事ができました。

2028年からリリースできると思います!

フランスではサヴォアの3つ星「Cheval Blanc」や同じく3つ星の「Clos des sens」、2024年度フランスソムリエコンクールで優勝したBestien Debonoがシェフソムリエを務める2つ星「Yoann Conte」をはじめ多数のミシュラン星付きレストランにオンリストしていただいています。

 


マルサネ・ルージュ BIO 2022
輸入元参考上代9,600円(10,560円税込)
8,160円(8,976円税込)

しっかりとした酸があり、とてもバランスが良いワインです。

新ラベルは家内がデザインしました。

私は毎年このワインにある種の野性味を感じており、ジビエ料理に合わせるのを毎年楽しみにしています。

是非この相性を試してみて下さい!

病みつきになります。

 


マール・ド・ブルゴーニュ 1978
輸入元参考上代30,000円(33,000円税込)
25,500円(28,050円税込)

1978年産の「ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ」「ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ」「コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ」(全平均樹齢50年)の圧搾後の果皮等を蒸留し、228リットルの樽で8年間熟成させた後に瓶詰めされたマールを購入し、一度タンクに返して上澄みを再度瓶詰めしものです。

 

最後にサーヴされたのは

いわゆる「ドメーヌもの」

2016年12月に購入した畑

Marsannay Rouge En Leautier
マルサネ・ルージュ アン・ローティエ


仲田さんですら飲む機会は滅多にないと言う程、希少な希少な1本です。

これまでのラインナップも素晴らしいワインばかりでしたが、やはりひとつ「格」があがると言いますか、関西の大御所達も唸っておりました。

今回ご案内はできませんが、その機会がきましたら、是非味わって頂きたいマルサネ村のポテンシャルを感じる仲田さん渾身の1本でした。

 



最後までご覧いただき誠にありがとうございました(^^♪

仲田さんの素晴らしいワイン、是非お試しください!