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Three times being beaten at one's own game!
『三度返り討ち!』
日頃のご愛顧誠にありがとうございます。
ワインセラーパリ16区のよこです。
いやー(-_-;)
やっと見つけました。。。
19年前
2006年5月24日のニューヨーク・タイムズ紙
(すいません勝手につくりました)
日本でもおなじみのワインスクール
『アカデミー・デュ・ヴァン』の創立者
スティーブン・スパリュア氏が
アメリカの独立200周年を祝して
自身のワインショップで推していた
カリフォルニアのワインを
有名な人に試飲してもらおう(´▽`)!
と企画したのが全ての始まりでした。
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時は1976年。
猪木さんとモハメド・アリの
世紀の異種格闘技戦があった時代。
当時のカリフォルニアワインは
全くの無名。
しかしフランスでワインショップを
経営していたスパリュアは
カリフォルニアワインの
素晴らしさに気付いていました。
どうせならフランスの一流ワインと
ブラインド対決してみよう(´▽`)
もしカリフォルニアのワインが
1本でも上位に入るような事があれば
生産者たちも自信がつくし
うちのショップもいい宣伝になるっしょ♪
と軽〜い気持ちで
仏vs米のブラインドテイスティング
大会が始まりました。
スパリュアの信頼と人望により
錚々たる審査員が集まります。
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開始から小一時間。
いきなり会場が震撼します。
最初に行われた白ワイン部門で
一位になったのはなんと
ルーロやルフレーヴではなく
アメリカのシャトー・モンテレーナでした。
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会場は騒然とします。
おいおい
やばいよやばいよ....
「フランスこそワイン」を掲げる
審査員たちは間違っても赤ワインでは
カリフォルニアに勝たせないために
カリフォルニアっぽいやつは
点数をつけないよう
超絶忖度が行われるのです。
結果↓↓↓
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お手伝いしてたホテルのウェイターさんも
真っ青でしょう。
なんと赤ワイン部門でも
カリフォルニアが勝っちゃったんです。
「どうせフランスが圧勝するだろう」
と現地に駆けつけていたメディアは皆無。
フランス側はこの衝撃の結果を
もみ消しにかかりますが
唯一会場にいた「タイム誌」の
ジョージ・テイバーは6月7日号に
「Judgement of Paris パリスの審判」と題し
この試飲会の様子を掲載。
また、毎週水曜日に「ワイン・トーク」
というワイン関係のコラムを載せていた
ニューヨーク・タイムズ紙は2週連続で
「パリスの審判」を取り上げました。
ニューヨーク・タイムズ紙の
記事がダメ押しとなり
「カリフォルニアの勝利」は
フランス以外の世界の国々に急速に伝わり
世界の人々が驚いたとともに
フランス(ヨーロッパ)以外では
質の良いワインは生まれない。
というこれまでの概念が壊れ
ワインの新たな歴史のはじまりを
告げる事となりました。
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フランスを代表するワインの
プロ中のプロが審査した大会で
フランスの錚々たるワインが
アメリカのワインに敗北した事実を受け
フランス人はこう言いました。
ちょ
ちょっとまてィ(; ・`д・´)!!
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「アメリカのワインは熟成しない」
「フランスのワインは熟成してなんぼ」と
いちゃもんをつけられ
10年後にリターンマッチが
開催される事となります。
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しかしそこでも
米国のクロデュヴァルが1位に輝き
(リッジは2位)フランス勢は敗北します。
しかし
審査員も場所も全員
アメリカやないかい
(そもそも1976年の審査員は依頼に応じなかった)
とまたもやいちゃもんをつけられ
それから20年後
最初に開催されてから丸30年がたった
2006年の5月24日
三度リターンマッチが開催されるのです。
今度はジャンシス・ロビンソンや
ヒュー・ジョンソン
マイケル・ブロードベント
ミッシェル・べタンヌなど
イギリス人やフランス人の
超大物評論家が勢揃いし
30年前と同じワイン、ヴィンテージで
ロンドンとナパでの二拠点同時開催。
さすがにボルドーが勝つっしょ(''Д'')....
という雰囲気ムンムンの中
1位に輝いたのは
Ridge Monte Bello 1971
でした。
ロンドン会場、パリ会場ともに
満場一致で堂々の優勝。
上位5傑をカリフォルニアが総なめし
2位のStag's Leapと18ポイント差をつけての
圧倒的優勝を飾りました。
ボルドーの1級シャトーを
凌駕する熟成能力を秘めた
モンテベロは本当に偉大なワインという事が
証明されたのです。
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ハーラン...
スクリーミングイーグル...
カルトワインと拝められる傑物たち
もちろん素晴らしいワインなのは
間違いないのですが
お高い(:_;)
歴史を振り返ると
この出来事がなければ
このワイン達が生まれる事は
なかったかもしれません。
ムートンのフィリップ男爵は
カリフォルニアに高得点をつけた
審査員に電話をかけ
「私が30年かけてムートンを2級から1級へ昇格させたのに、あんたは『パリスの審判』でムートンを引きずり下ろした」
と激ギレしたとのこと。
でもその2年後にモンダヴィ氏と共同で
OPUS ONE オーパスワン
を生み出しています。
フィリップ男爵もカリフォルニアの
可能性を理解していたのでしょう。
カリフォルニアワインの礎
Ridge Vineyards リッジ・ヴィンヤーズ
カリフォルニアの歴史を
そして浪漫をご堪能下さい。
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Ridge Vineyards
リッジ・ヴィンヤーズ
Wine Spectator Top 100 of 2012
Monte Bello 2009
当店販売価格25,700円(28,270円税込)
Wine Adovocate 96pt
Monte Bello 2010
当店販売価格25,700円(28,270円税込)
Wine Adovocate 95pt
Monte Bello 2011
当店販売価格25,000円(27,500円税込)
Wine Adovocate 96pt
Monte Bello 2012
当店販売価格25,700円(28,270円税込)
Wine Adovocate 100pt
Monte Bello 2013 マグナム
当店販売価格57,000円(62,700円税込)
Wine Adovocate 100pt
Monte Bello 2013 ダブルマグナム
当店販売価格142,500円(156,750円税込)
Wine Adovocate 97pt
Monte Bello 2014
当店販売価格31,400円(34,540円税込)
James Suckling 100pt
Monte Bello 2015
当店販売価格31,400円(34,540円税込)
James Suckling 100pt
Monte Bello 2015 ダブルマグナム
当店販売価格137,800円(151,580円税込)
Vinous 100pt
Monte Bello 2016
当店販売価格31,400円(34,540円税込)
Wine Adovocate 100pt
Monte Bello 2017
当店販売価格34,200円(37,620円税込)
Wine Adovocate 99pt
Monte Bello 2018
当店販売価格36,100円(39,710円税込)
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英国の権威あるワイン専門誌
『Decanter』が2015年に発表した
「醸造家が選ぶ最も尊敬する醸造家」
のトップ5をご存知でしょうか。
ワイン評論家ではなく
同業者であり
その中でも厳選された名だたる
世界中の醸造家133名により選出された
非常に興味の沸く企画でした。
やっぱり同じ造り手にしかわからない
凄さや技術があるのでしょうか。
トップ5はご覧の面々です...
Aubert de Villaine オベール・ド・ヴィレーヌ
ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ
Christophe Roumier クリストフ・ルーミエ
ドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ
Alberto Antonini アルベルト・アントニーニ
アンティノリ、テスタマッタなど
Michel Rolland ミッシェル・ローラン
そして残るもう一人が
↑↑の錚々たる面々が推薦した
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カリフォルニア州を代表する名門
その名声は米国内のみならず
ヨーロッパにも轟いており
世界最高峰のワインを安定的に
産み出す醸造所として
絶え間ない賞賛を浴び続ける
RIDGE VINEYARDS リッジ・ヴィンヤーズ
ポールは1969年の参画以降
銘醸モンテベロの自社畑から
優れたカベルネやシャルドネを生み出し
長熟かつ複雑なジンファンデルの
先駆者でもあります。
不世出の天才醸造家にして
リッジの象徴でもある
総帥ポール・ドレーパーは
40年以上にもわたって
極めてバランスに優れ
長い寿命を持つ卓越したワインを
造り続けてきました。
リッジは、単一畑が持つ
「その土地らしさ」の表現にも
創立以来一貫してこだわり続けています。
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