香月ワインズは宮崎県綾町にある、小量生産の手造りナチュラルワイナリー。
醸造家、香月克公さんは、ニュージーランドとドイツで10年間ワイン醸造を学び、そこで経験した家族やコミュニティーを基本としたワイン造りを、地元宮崎県で挑戦すると決意し帰国しました。
自ら宮崎の困難な気候に合うであろうワイン用ブドウ品種を選択し、個人で輸入を行いました。奇跡のリンゴで知られる木村秋則氏に感銘を受け、2013年に化学肥料、殺虫剤、除草剤を一切使わない持続可能なブドウ栽培を始めました。
日本の食用ブドウ栽培のテクニックをヨーロッパのワイン用品種に適合させ、今までこの地域では不可能だと思われていたワイン用品種の無農薬栽培を行っています。
「香月ワインズ」のブドウは、すべて自然栽培。
湿度の多い日本。
特に雨の多い宮崎では到底叶わぬ夢だと思っていました。
困難な夢に挑み、完成した「香月ワインズ」。
宮崎産ナチュラルワインの明るい未来を一心に背負い、2018年2月、「AYA Blanc」「AYA Rouge」を初リリースしました。
綾町について
綾町には、縄文時代(紀元前14,000年-紀元前400年)から人々が暮らしていたと云われていますが、平安時代に最初に「亜椰駅(あやえき)」が記されています。
近年は、「日本で最も美しい村」「名水100選」「日本一星の見える町」農業の取り組みなど、多くの表彰を受けています。
綾町は1988年に全国初となる「自然生態系農業の推進に関する条例」を制定しました。
綾町の照葉樹林は日本最大級です。
地域社会と自然環境との持続可能な共生を築いていくこの町の取り組みは、結果として2012年に生物圏保護区(名称:ユネスコエコパーク)に登録されました。
ブドウ栽培
錦原台地に広がる香月ワインズの3区画のブドウ畑の土壌は、黒ボク土で構成されており、シャルドネ、メルロー、ピノグリ、ゲヴェルツトラミネール、ブラックオリンピアなどの品種を栽培しています。
農薬、除草剤、化学肥料を一切使用しない畑で、多様な野花、野草、ハーブなどの下草を育て、可能な限り自然生態系を維持する農法に取り組んでいます。
香月ワインズのワイン造りはNHKの密着ドキュメンタリーやTBSの「NEWS23」などで全国放送され、その名は一気に全国へと広がりました。
リリースするワインは発売と同時にほぼ完売。
雨や台風の多い宮崎で「不可能」と言われていた無農薬栽培から造られるそのワインは、飲んだ人が「笑顔」になる魔法のワインです。
日本最南端のナチュラルワイナリー『香月ワインズ』は化学肥料、殺虫剤、除草剤を一切使わないブドウ栽培を行っております。
その為、天候による影響を直に受けてしまいます。宮崎県綾町の2023年はこんな年でした! ↓↓↓