ブルネッロ150年の伝統的スタイルを現代に紡ぐ

BIONDI-SANTI
ビオンディ・サンティ



イタリア三大銘酒としてバローロやバルバレスコと並び最も高貴なイタリアワインに数えられるブルネッロ・ディ・モンタルチーノ。

北イタリアらしい荘厳で堅牢な印象のバローロやバルバレスコと異なる、繊細かつ優雅な香りと研ぎ澄まされた果実味を備えた美麗な味わいは「イタリアワインの女王」と讃えられ、世界中のワイン愛好家を虜にしています。

ビオンディ・サンティは、そのブルネッロ・ディ・モンタルチーノの生みの親ともいうべき一族。

ビオンディ・サンティ・ファミリーのクレメンティ・サンティ氏は、サンジョヴェーゼ種からサンジョヴェーゼ・グロッソ(ブルネッロ種)を生み出しました。

ブルネッロ・ディ・モンタルチーノに用いられるブルネッロ種とは、サンジョヴェーゼ・グロッソの一種で、このブドウから造られるワインはサンジョヴェーゼ種に比べ色が濃く、がっしりとした骨組みや、濃密で個性的な香りを放ちます。

格調高く重厚なワインですが、熟成にともなって、柔らかさがエレガンスを纏って現れるのも特徴です。

3代目当主のフェルッチョ・ビオンディ・サンティ氏は、19世紀後半サンジョヴェーゼ・グロッソのみを用いたワインを造る研究を開始。

強烈なタンニンや酸を調和させるべくスラヴォニアンオークでの長期熟成を導入し、1888年、力強くもしなやかなブルネッロ・ディ・モンタルチーノを造り上げました。

近年、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ協会設立を記念したイベントで提供されたこの1888年ヴィンテージは、100年もの熟成にも関わらず輝きを放っており、ビオンディ・サンティの造るブルネッロが秘めるポテンシャルの高さを証明しました。







最高醸造責任者フェデリコ・ラディ氏来日!

2024年6月、ビオンディ・サンティの最高醸造責任者フェデリコ・ラディ氏が初来日され、福岡、京都、大阪、東京の4か所にてセミナーが開催されました。

1976年、マッサ・マリッティマで生まれの彼はフィレンツェ大学で農学位を取得し、シエナ大学で醸造学の修士号を取得しています。

2004年にヴィラ・マンジャカネでプロダクション・マネージャーとしての役割を担当したことから始まり、その後キャンティ・クラシコのイゾレ・エ・オレーナやマレンマのベルグアルド・マルケージ・マッツェイ・エステートでも同様の任務を果たしました。

2017年9月にビオンディ・サンティに加入し、ビオンディ・サンティの遺産を未来に引き継ぎ、可能な限りテロワールの最新の研究を通じて卓越性の概念をさらに進化させるという挑戦を受け入れましたが、ビオンディ・サンティ独特のスタイルを変えることなく維持することを目指しています。

トスカーナで生まれ育ったフェデリコは誠実で温かい心を持っていて、自然やアウトドアライフに関わる全てを深く愛しています。






進化と伝統

ビオンディ・サンティのワインを産出する自社畑はモンタルチーノの町の周辺にある5つの異なるエリアに位置しています。

それぞれ異なる多様な土壌とテロワールを持っており、区画ごとに栽培から醸造まで管理する事による土地の個性の表現、樹齢の高いブドウ樹のマッサル・セレクションの実施、再生可能なブドウ栽培、地球温暖化に対応するための新しいブドウの仕立て方の導入など、品質の向上と将来を見据えた新たな進化を続けています。

一方で醸造に関しては、醸造器機への投資は行いながらも、自然由来の酵母の使用や伝統的なスラヴォニアンオークの大樽を使用した熟成など、当初から変わらないスタイルを継承しています。

こうして、長期熟成に耐え得る、エレガントながらも力強さとフィネスを持った唯一無二のスタイルを持つ、ビオンディ・サンティならではの味わいが生み出されています。









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