生産者情報




 
Domaine Henri Rebourseau
ドメーヌ・アンリ・ルブルソー


 
アンリ・ルブルソーの歴史は1782年、創始者のジャック・ルブルソー氏がディジョンに北西拠点を構えたことから始まります。

シャンベルタンを含む素晴らしいテロワールの畑を獲得しながら、1919年にはアンリ・ルブルソー将軍が現在のジュヴレ・シャンベルタン村のドメーヌへと拠点を移し本格的なワイン造りの道へと進んでいきます。

1929年にはアンリ・ルブルソー将軍を筆頭として原産地呼称ジュヴレ・シャンベルタン保護連合が結成され、同年に制定されたA.O.C.ジュヴレ・シャンベルタンの厳格な運用を今日まで守り続けています。

1980年には前当主のジャン・ド・シュレル氏がドメーヌを引き継ぎ、ビオロジックの実践などの改革を行います。

2018年にはシャトー・モンローズなどを所有するブイグファミリーの資本が入り共同オーナーとなりますが、ジャン・ド・シュレル氏はそのままドメーヌに残り、実質的な運営は今もシュレル家が行っています。

2015年頃からジャン・ド・シュレル氏の息子である、ルイとベニンがワイナリーに参加、ボルドーなどでワイン造りを学んだベニンがドメーヌに改革をもたらし、彼が本格的に醸造に携わった2016ヴィンテージからワインの品質が飛躍的に向上しています。

恵まれたテロワール、情熱と才能ある造り手、ブルゴーニュ外にもワイナリーを所有するブイグ兄弟の豊富なノウハウ、という恵まれた環境からジュヴレ・シャンベルタン最高品質のワインを目指し新しく動きだした大注目の生産者です。






世代交代


1980年にドメーヌを引き継ぎ、現在も実質的な運営を行っているジャン・ド・シュレル氏。

テロワールを重視し、さらには「ピノ・ノワールは熟成させて楽しむもの」という信念の下、カーヴで熟成させて飲み頃と判断してから販売するスタイルを貫いてきました。

2015年ジャン・ド・シュレル氏は息子のルイとベニンにバトンを渡しました。

醸造や販売の大部分を任せ、彼らを後ろから支えています。

マーケティングを学びドメーヌの戦略の舵を取るルイと、ボーヌで醸造学を修めた後ブルゴーニュの生産者では珍しくボルドーなどで修業を積んだベニン。

彼らのもたらした変革により品質は格段に上昇し、圧倒的な評価を集めるようになりました。

ジュヴレ・シャンベルタン最上の造り手の一人へ。新生アンリ・ルブルソーの幕開けです。







有機農法の実践と畑仕事の徹底


ビオロジックの実践とビオディナミに関して探求。

銅の使用を従来より35%削減や、ブルゴーニュでは2例目となる土壌分析の専門機関(Geocarta社)での分析を行い個々の畑に対する理解を深めています。

「畑では最大限の仕事を行う」という信念の下、畑作業の強化を図っています。

醸造においては、グラビティシステムを導入し果汁への負荷を軽減。

さらにピジャージュの回数を減らす、アルコール醗酵の温度を下げる等、過度な抽出を避けてテロワールをより表現できるようしました。

樽のメーカーも常に厳選しており、6・7社の樽の中から最もアンリ・ルブルソーに合う樽を探っています。

ドメーヌ内ではベニンが中心となり12人のテイスティングチームを結成。

お互いに協議しあう事で品質の向上に努めています。

ドメーヌ外の銘醸生産者との情報共有も活発に行うようになりました。

シャトー・モンローズ等のブイグ兄弟が所有するワイナリーとはもちろんの事、ブルゴーニュやボルドー等の銘醸生産者とも積極的に情報交換を行っています。

5つのグラン・クリュ畑を筆頭とした恵まれたテロワールの畑を持ち、設備、人材、情報、そして何よりもルイとベニンの情熱が揃った今、アンリ・ルブルソーのワインは飛躍的に品質を高めています。







 



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