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渡邊酒造場

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渡邊酒造

常圧蒸留、一徹。
これからも変わりなく、『旭萬年』は次の百年へ。





私ども渡邊酒造場は、代々家族が生まれ育った宮崎県田野町で自家栽培したサツマイモなど宮崎県産の原料と、初代壽賀市と二代目一男のふるさと愛媛県産の原料、そのふたつの「故郷」の農産物だけを使い焼酎を醸しています。

ここでしか、私たちにしか造ることのできない焼酎をひとりでも多くの方々に愉しんでいただきたい。

しかし目指しているものは、万人受けの良い焼酎ではなく、たとえ一万人にお一人だとしても心の底から旨いと言っていただけるようなお酒を造り続けることです。

あたりまえのことをあたりまえに、家族や蔵人とともに一歩一歩家業に励んでまいります。

百余年前、初代壽賀市は大志を抱き、太平洋を渡ったアメリカで知識と技術を学んで帰国しました。そして現在、今度は私たちが初代の志を受け継ぎ、 本格焼酎という日本の蒸留酒文化を伝えるために海を渡る番だと意を新たにしています。
 

四代目 渡邊幸一朗






宮崎市・日南市・北諸県郡三股町をまたがって聳える鰐塚山地の最高峰・鰐塚山、その麓に広がる宮崎市田野町。

渡邊酒造がある宮崎県宮崎市田野町は、町内のほとんどが田んぼや畑という程に農業が主役の田舎町です。故郷田野の象徴といえば、宮崎市・日南市・北諸県郡三股町に連なって町の南に雄大な山容を見せる鰐塚山。南九州ならではの温暖な気候と緑豊かな自然環境に包まれた風土で『旭萬年』は醸されます。





渡邊酒造では原料芋の代名詞である「コガネセンガン(黄金千貫)」、そして2003年に登場した「ダイチノユメ」の2品種を家族で栽培し仕込みに使っています。「芋を識り、造りを識る」、それが蔵のモットーです。



蔵の地下から湧出する仕込み水、田野町自生の酵母も採り入れて。 この地の風土と営みに忠実な焼酎を醸しています。



天然酵母を取り込むために、櫂棒なども周囲に自生する竹や樹木を切り出して自作しています。

原料も自家栽培なら、仕込みに使う道具たちも同じ。初代以来、酒造場の男たちは田野町の各所に自生する竹や小木を切り出して、いろんな道具を自作します。これも木材に付いている天然酵母など微生物を醪に取り込むため。舞台裏の目立たない作業、でも大切な作業です。



創業以来百年、渡邊酒造場は頑なに常圧蒸留の味を守っています。常圧蒸留、一徹。それが当酒造場の百年間変わらない信条です。すっきりさっぱりと飲みやすい減圧蒸留法が一世を風靡した時代は、深く濃い味わいの『旭萬年』にとって苦闘の日々。しかし二代目一男(故人)、三代目友美は節を曲げず「うちの味」を守ってきました。その思いをいま四代目兄幸一朗、弟潤也が受け継いでいます。


 



 
 
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