生産者情報
WS誌パーフェクトスコア遂に獲得
名実共に立ったイタリアワインの最高位
Le Macchiole
レ・マッキオ−レ
『サッシカイヤ』、『オルネライア』 など錚々たる生産者が誕生してきたイタリアを代表するスーパー・プレミアム・ワインの産地として知られる銘譲地・ボルゲリに位置する 「レ・マッキオーレ」
貴族がそのほとんどのワイナリーを所有する中にあって唯一、地元の農家出身者であったエウジェニオ・カンポルミ氏が1983年に設立し、葡萄樹の植え付けを開始。
エウジェニオ氏の哲学は畑にあり、自然にあり、そして人にあり。
自然を尊重し、土地を守り、人の個性を出すことにありました。
バイオロジックな栽培と共に、ボルゲリの土壌が肥沃すぎることを見抜き、葡萄樹の成長を抑えるためにはやくから密植に取り組み、段階的植樹によって今では1ヘクタールあたり10,000本、1本の木から取れる葡萄は4〜5房にとどめて葡萄の凝縮度を高めます。
そして 「サッシカイアを意識して造った」 ボルドーブレンド 「パレオ・ロッソ1989」 で遂に市場デビューを果たしました。
そして忘れてはならないのが、最後のワンピース、今やイタリアワイン界きっての天才エノロゴ、ルカ・ダットーマを1991年(まだ20代前半の頃)に迎え入れたことです。
ボルゲリという土壌を分かりやすく楽しんでもらうために、単一品種100%で最高の味わいを生み出すことに焦点を定めると、瞬く間にこれらが押しも押されぬプレミアム・ワインとしての名声を確立します。
シラー100%の「スクリオ」はその出来に納得がいかない場合リリースすらされず、デビューからたったの2〜3ヴィンテージで 《PP95points》 《WS96points》 を獲得。1994年が初ヴィンテージとなって登場したメルロー100% 「メッソリオ」 はパーカー監修ワインアドヴォケイト掲載11作品全てで 《PP90points》 超え、そのうちの6作が最高クラスの 《extraordinary》 スコア(96〜100)を獲得。
当然のごとくイタリア国内でもヴェロネッリ掲載12作全てが 《90points》 超え、イタリアソムリエ協会によるワインガイド、ドゥエミラヴィーニでも掲載7作中6作で最高評価 《5Grappoli》
ワインスペクテイター誌が 「最高級のポムロールのよう」 と語るなど 『トゥア・リータ』 の 「レディガッフィ」 や 『テヌータ・デッロルネライア』 の 「マッセート」 らと共に世界の偉大なメルローとして君臨。
そして誕生当初サンジョヴェーゼ、カベルネ・ソーヴィニヨン等との混醸であった 「パレオ・ロッソ」 を、エウジェニオ氏が一番初めに自分の畑に植えた記念すべき葡萄、ボルゲリという土地における大いなる可能性を信じた品種であるカベルネ・フランによる3つ目のクリュとして完成すべく、何年もの時間をかけ、少しずつその使用比率を高め、彼自身が最後にボトリングを行った2001年ヴィンテージでついに待望のカベルネ・フラン100%のワインが実現。
しかし、これが 「真のボルゲリワイン生産者」 といわれた、生涯をワイン造りに捧げた男の最後のヴィンテージとなってしまいました。夢を引き継いだ妻のチンツィアさんは言います。 「私は今でもエウジェニオと一緒です。私の考えは彼の考えだと強く感じます。これは彼が亡くなる前からもずっとそうでした。そしてこれからも・・・」
その言葉を証明するかのように彼亡き後も 「メッソリオ2004」 がワインスペクテイター誌 《WS100points》 を獲得。 「パレオ・ロッソ2004」 がワインエンシュージアスト誌 《WE96points》 年間TOP100入り、最も低価格帯にあるブレンドスタイルの 「ボルゲリ・ロッソ」 までもがワイン&スピリッツ誌 《W&S95points》 という超ハイスコア獲得を果たすなど名実共にイタリアワインの最高位へ。
カンポルミ夫妻とルカ・ダットーマの努力の結晶である『レ・マッキオーレ』への賛辞は評論家だけにとどまらず、2009年にイタリアソムリエ協会が発行するワイン評価誌ドゥエミラヴィーニに添付されている一般消費者を対象としたアンケート投票結果を元に、その年のベスト・ワイナリーが選出、発表されるイタリアワイン業界の一大イベント 「Premio Internazionale del Vino 2009」 で 『レ・マッキオーレ』 が見事 「MIGLIORE AZIENDA E PRODUTTORE」 最優秀生産者に選ばれるなど一般のワイン愛好家たちからも高く評価されているところなど素敵です。
『レ・マッキオーレ』 ・・・それは愛すべき農家のワイン。