ワイナート 114号 【2023年10月号】

 

【特集】「ピノ・ノワールの新天地 ニュージーランド」



ワイン愛好家の中で根強い人気を誇る品種、ピノ・ノワール。ピノ・ノワール ワインの銘醸地として有名なのはフランス、ブルゴーニュですが、ポスト・ブルゴーニュともいうべき、ニュージーランドを代表するワイン用ブドウ品種の1つ、高品質かつエレガント、凝縮感あふれるピノ・ノワールのワインに焦点を当て、南島最大のピノ・ノワール産地であるセントラル・オタゴを中心に、ノース・カンタベリーも取り上げる。

セントラル・オタゴはニュージーランド最南端かつ世界最南端のワイン産地のひとつで、ダンスタン湖周辺の4つのサブリージョンを含む、7つのサブリージョンで構成されており、今回は代表的8生産者への取材を通し、テロワールの特性やセントラル・オタゴならではのピノ・ノワールのワインの特徴を解説する。

一方、ノース・カンタベリーはクライスト・チャーチを北上したところに広がる産地で、セントラル・オタゴで造られるピノ・ノワールとは、また趣が異なるワインが造られており、その中から4生産者のワインからセントラル・オタゴとの違いをみていく。
 






 

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