生産者情報
KONGSGAARD
コングスガード
カリフォルニアシャルドネの五指の一角
カリフォルニア・シャルドネ5本指と言えば、マーカッシン、キスラー、ピーター・マイケル、オーベールそしてコングスガード。
最上級シャルドネ「ザ・ジャッジ」は自社畑から造られるマニア垂涎の逸品である。
ジョン・コングスガードの造るワインは、選び抜いたベストの区画から、極端なまでの低収量、天然酵母のみを使い、低温のセラーで長い時間をかけて醗酵を待つ。
ノン・フィルター、ノン・ファイニング(人工的な清澄作業をしない)。
今では当たり前のように言われるが最新鋭の化学設備で行うのではなく、ほぼ手作業。
リスクの大きな造り方である。
眼鏡にかなう葡萄が出来なければそのワインを造らない。
満足の行くクオリティーでなければ年により生産量が極端に変わる。
自然によると言うよりも、ジョン・コングスガードのフィルターによりワインは造られていく。
その厳しさが多くの信望者を集める由縁である。
Arietta/アリエッタの共同経営権を手放し、得た資金を元に、アトラス・ピークの山奥に土地を購入。
斜面の岩盤を自らと息子アレックスや家族の手で掘削し、迷路のようなワイナリーを建設。
2006Vt.からこの新しいワイナリーで全てのワイン造りを行っています。
隣接したナパ・ヴァレーを見下ろす自社畑には、2006 年から徐々に植樹、斜面に合わせて様々な台木、クローンを組み合わせて、各品種が植えられています(約5ha)。
息子のアレックスと共に、栽培・醸造にあたります。
畑の中に建てられた自宅は園芸家である故・妻マギーが丹精を込めた草木花々に囲まれています。
新しい環境を経て、これからもコングスカードの伝説は家族の中に、信望者のワインの中に引き継がれていきます。