生産者情報
Château Latour
シャトー・ラトゥール
荘厳で揺るぎない信念を持つポイヤックの巨塔
メドック格付け第1級シャトー・ラトゥール。
「常に最高級、力強く、荘厳」なスタイルで、どのヴィンテージを味わってもシャトー・ラトゥールと即座に分かる鮮烈な個性を放っています。
ラトゥールの畑はポイヤックとサンジュリアンの村境にあり、実は壁をめぐらしたレオヴィル・ラス・カーズの畑の隣でもあります。
使われるブドウは畑の中心部「ランクロ」と呼ばれる 特別な区画で育てられることで有名。
ラトゥールでは長期的な品質管理のため、常にブドウの樹の入れ替えを行っており、十分な樹齢を重ねていない若樹にブルーのテープを貼り、それを目印に樹齢によって別々に収穫。
通常のシャトーでは畝や区画まるごとを植え替え、管理するものですが、ラトゥールでは樹1本1本ごとに管理を行っています。
シャトー・ラトゥールは2012年以降プリムール販売から撤退することを発表。
その理由は、ラトゥールの完璧なまでの品質主義によるもので、大きく2つが挙げられます。
1つ目は「最高のブレンドを追求する」ということ。
プリムールは、収穫の翌年にテイスティング出来る状態にしなければいけませんが、彼らは個々の区画ごとにワインを仕立て、樽熟成が完了した後に、最適なキュヴェを選びブレンドを決定したいという意向がありました。
2つ目は「最高の飲み頃で味わってほしい」ということ。
ボルドーワインの最新ヴィンテージは、収穫年の約3年後に一斉にリリース。
しかし飲み頃に入った本当のラトゥールのワインを楽しんでもらうため、シャトー側がワインをリリースする時期をコントロールすることにしたのです。
このような理由から、プリムール撤退を決定。今後、ますます入手困難なワインとなることは必至でしょう。