メドック格付け第1級
1855年のメドック格付けが決定した際、第一級の座に輝いた、不屈の栄光を誇るシャトー・ラフィット・ロートシルト。
その基礎を築いたのは、1670年から1784年まで所有していた、ボルドーの有力者、アレクサンドル・ド・セギュール氏とその息子ニコラス・アレクサンドル氏。
1868年に、ジェームズ・ロスチャイルド男爵が厳しい競売の末に勝ち抜いて落札して以来、シャトーの栄光はロスチャイルド家によって守られています。
ラフィットを形容するとき「気品」という言葉なくしては語れません。
10年以上の熟成にもなんなく耐えうる熟成ポテンシャルを秘め、長期熟成を遂げたその味わいは、ボルドーの真髄ともいえるエレガンスを体現しています。
テイスティングコメント
2005年のシャトー・ラフィット・ロートシルトをブラインドでもブラインドなしでも何度か試飲したことがあるが、1級畑のワインは、「落ち着く」ためにもっと時間がかかることを丁重に要求しているように感じられた。
ボルドーで試飲した元シャトーのボトルからは、黒鉛、鉛筆箱のようなブーケがグラスの中で徐々に広がり、優雅だが強烈ではない。
同じ2005年のいくつかのワインと同様、タイムやセージといったスパイスが、私の記憶よりも少し強く感じられる。
口当たりはミディアムボディで美しくバランスが取れており、ラフィット・ロートシルトのスタイルに沿った、果実味の強さよりもエレガンスと落ち着きを優先した洗練されたポイヤックである。
Wine Advocate 96pt
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