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【2008】リッジ・ヴィンヤーズ モンテベロ Ridge Vineyards Monte Bello

商品概要
原産地 アメリカ/カリフォルニア
ブドウ品種 カベルネ・ソーヴィニヨン72% メルロー28%
タイプ 赤ワイン/フルボディ
容量 750ml

Antonio Galloni,The Wine Advocate 97+pt
William Kelley, The Wine Advocate 96pt
Robert Parker, The Wine Advocate 96pt
James Molesworth, Wine Spectator 95pt
Antonio Galloni, Vinous Media 95pt
Wine & Spirits 95pt


 
ワインの歴史を変えたパリスの審判にてその名を世界に轟かせ、今もなおカリフォルニアワイン界を代表する銘酒。

ナパではなく、サンタクルーズ山脈の片隅にある緑石と石灰岩を多く含む土壌で栽培されたカベルネをベースに、フレンチオークではなく、アメリカンオークで熟成させたワインです。
メルローは、より重い土壌の区画から収穫される。

2008年は28%で、2年の干ばつを経て、肉付きがよくなっています。

若々しいオークのトーストの中に、紅茶、アニス、杉の木屑、鮮やかなカラント、さらに強烈なミネラルのエネルギーと美しく整ったタンニンが感じられます。


【輸入元:大塚食品】

 

価格 : 28,270円(税抜25,700円)
ポイント : 281
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生産者情報



 
RIDGE VINEYARDS
リッジ・ヴィンヤーズ

カリフォルニア州を代表する名門ワイナリー。
その名声は米国内のみならずヨーロッパにも轟いており、世界最高峰のワインを安定的に産み出す醸造所として、絶え間ない賞賛を浴び続けています。

ワイン造りのアプローチは、伝統的な手法を重視し、ブドウ栽培、ワイン醸造の両面において極力自然なプロセスを導いてやるというもの。不世出の天才醸造家にしてリッジの象徴でもある総帥ポール・ドレーパーは、40年以上にもわたって、極めてバランスに優れ、長い寿命を持つ卓越したワインを造り続けてきました。リッジは、単一畑が持つ「その土地らしさ」の表現にも、創立以来一貫してこだわり続けており、ワインのほとんどに単一畑名が冠されています。





伝説の醸造家

リッジ・ヴィンヤーズのCEO兼最高醸造責任者であったポール・ドレーパーは、「醸造家が選ぶ醸造家賞 2013 Winemakers’ Winemaker Award」を受賞。この賞は、イギリスのマスター・オブ・ワイン協会と、ヨーロッパを代表する飲料業界誌である『ザ・ドリンクス・ビジネス』が、2011年に創設したものです。審査員を務めるのは、世界最難関のワイン資格マスター・オブ・ワインの称号を保持する醸造家たちと、過去の同賞受賞者。そのため、「醸造家が選ぶ」という言葉が賞名の中に入っています。

授賞式の際、マスター・オブ・ワイン協会の会長を務めるジャン・ミシェル・ヴァレットMWは、賞の授与にあたって次のようにスピーチしました。

「ポール・ドレーパー氏にこの賞を貰ってもらうことは、同国人として喜ばしい限りです。ポールが、米国のワイン造りにもたらした貢献はとても大きいもので、彼らしいもの静かなやり方ではありましたが、多くの仲間にとって卓越性と探究心の両面で目標となってきました。ポールが世界中から集めている敬意を、ここに形として示すことができるのを光栄に思います」

また、英国の権威あるワイン専門誌『Decanter』が2015年7月号で発表した調査記事の中で、「醸造家が選ぶ最も尊敬する醸造家」のトップ5にも選ばれました。

この記事は、世界中にいるトップクラスの醸造家133名に対し、様々な質問を投げかけて回答を集計したものです。そのうちの質問のひとつが、最も尊敬する生産者が誰かを問うものでした。最上位5名については、その中での順位が明らかにされていないが、ポール・ドレーパーが含まれています。

トップ5に入った他の醸造家は、フランス・ブルゴーニュ地方にあるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの当主オベール・ド・ヴィレーヌ、同じくブルゴーニュのドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエの当主クリストフ・ルーミエ、イタリアの醸造コンサルタントであるアルベルト・アントニーニ、ボルドーを拠点に世界中でワインを造る醸造コンサルタントのミシェル・ロランでした。
以下は、ポール・ドレーパーを推薦した世界の醸造家のコメントです。

「ポールは長年にわたって、単一畑へのこだわり、持続可能な葡萄栽培、厳選された『自然な』醸造法、ワインの多様なスタイルの重要性を、皆に示す役割を果たしてきた。その人間性もまた偉大である」

 ピーター・ゲイゴ(ペンフォールズ)


「ポールは第一に、卓越性の追求とそのビジョンに関して、見事なまでに揺るぎない人物である。第二に彼は、保守的だったり伝統に凝り固まったりしているわけではなく、フランスびいきでもない。反対に、ポールは極度に探究心旺盛であり、経済的リスクを背負ってまで実験をし、偉大なヨーロッパの古典を愛する男である。私にとって、ポールがモンテベロで行う仕事は、カリフォルニアで最も優れた成功と継続の一例である」 

トニー・ソーター(ソーター・ヴィンヤード)



優れたカベルネやシャルドネを造る手腕は広く知られており、長熟かつ複雑なジンファンデルの先駆者でもあります。第一線を退いた今もモンテベロ・リッジの頂上に家を持ち、妻モーリーンと娘ケイトリンと暮らし、リッジを見守っています。




パリスの審判

1976年、アメリカ独立200周年記念として開催されたカリフォルニアvsフランスのブラインドテイスティング大会。なんと当時無名だったかりワインがフランスの名だたるシャトーを退け、1位になるという結末で、ワイン史を震撼させた大事件「パリスの審判」。
リッジ・ヴィンヤーズはカリフォルニア代表として選出され、ワイン界の歴史を変えた立役者として名を馳せます。

「優れたワインはヨーロッパでしか生まれない」というのが通念だった時代が終焉しました。このテイスティングの結果についてフランス人の審査員たちは、「カリフォルニアワインは熟成しない。30年後に同じワインを飲めば、フランスが勝つ」と述べていました。

そして30年後の2006年に再戦。1976年のテイスティングと同じように、9人の優れた鑑定家が審査員を務め、30年前と同じ赤ワインを、30年熟成の進んだ状態で試飲するという趣向。堂々一位に輝いたワインは、「リッジのモンテベロ 1971年」でした。第2位のワインと大差をつけ「カリフォルニアワインの長熟」が証明されました。
 

→パリスの審判の詳細はコチラ






銘醸モンテベロ

モンテベロとは、何よりも土地の個性を反映したワインです。サンタ・クルーズ山脈内の高地にあって、地下に破砕石灰岩とフランシスカン・ロックが横たわるこの土地からは、他に類のないワインが生まれます。この畑において収量を非常に低く抑えてやれば(エーカーあたり2トン以下)、大いなる意義、深み、複雑性、熟成能力を備えたワインを産み出すことができます。「畑では人がでしゃばることは控えるようにする。もともとの生態系を生かし、保存するようにしてやるのだ。そのための技術が、カヴァークロップや総合防除(IPM)であり、ブドウ樹は守られながら育てられている。天然素材のものしか、ブドウ畑には持ち込まれない。モンテベロの畑は、現在有機栽培の認証プロセスの最中にある。」と語ります。

モンテベロの畑は、海抜400mから820mの高さにあります。ナパやソノマといった、有名なカベルネの生産地域には石灰岩は存在していません。だが、モンテベロの土壌組成に独自かつ重要な影響を及ぼし、ひいてはワインの際立った個性にもつながっているのがこの石灰岩なのです。標高の高さ、冷涼な気候、土壌の性質が組み合わさることによって、非の打ち所のないバランスを供え、長い期間の熟成を宿命とするワインが生まれます。その特徴はといえば、しっかり強い酸と、常に感じられるミネラル風味です。

モンテベロの畑には、わずかな量だがシャルドネも植わっており、そこから二種類のワインが造られています。毎年生産されるエステート・シャルドネと、優れた年にのみ造られる白のフラッグシップ、モンテベロ・シャルドネです。リッジの造る白ワインはこのシャルドネのみで、全体生産量の数%を占めるにすぎないのだが、世界中で高い評価を受けています。

モンテベロの冷涼な気候と石灰岩土壌を考えれば、ここで偉大なシャルドネが生まれないはずありません。事実、しっかりとした酸と強いミネラル風味をたたえたエレガントなスタイルなのだが、豊富な果実味とアメリカンオークの風味が、ブルゴーニュとは異なる喜びを与えてくれもします。リッジのシャルドネは若くから楽しむことができるが、数年の瓶熟成によって見事に花開く逸品です。




 


 

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