|
|
|
香月ワインズNEW RELEASE
aya blanc & aya rouge
2023 ヴィンテージについて
|
|
|
|
2024年10月25日
香月ワインズよりリリースされました
aya blancとaya rouge
2023ヴィンテージについて
香月さんと試飲しながらお話を伺い
改めてワイン造りの難しさ、
厳しさを目の当たりにしました。
ブドウを育て、1本のワインを造る。
私たちに感動を与える、その1本のワインが完成するまでには、数々の苦難があります。
まず資本となるブドウが出来ないことにはスタートできません。
香月ワインズは、「不可能」と言われたこの宮崎の地で有機栽培を実践しているだけに、害虫処理に農薬も使えず、自然を相手にしている分、天災による被害もあり、私達の想像以上のとてつもない苦労があります。
どのくらいのワインが出来るのかも分からぬまま、そのときまで全身全霊を注がなくてはいけません。
|
|
|
|
2023年は収穫期に接近した台風の影響で天候は大荒れ。
もっと完熟させたい思いはありましたが、裂果などブドウの被害が増えるギリギリまでを見極め、無事収穫を終える事ができました。
『aya blanc 2023』は初のシャルドネ100%。
透明感があり、香月ワインズならではの身体に染みわたる味わいです。
シャルドネは『八方美人』と形容されるように、栽培地域の気候や土壌、熟成方法の違いによって出来上がるスタイルは様々です。
樽の効いたボリュームのあるワインも素晴らしいですが、『aya blanc 2023』はシャルドネというブドウを磨き上げ、その奥にあるピュアで純粋無垢なシャルドネを感じる事ができます。
|
|
|
|
『aya rouge 2023』はメルロー56%にレゲント38%、ドンフェルダー6%と例年に比べて若干メルローの比率が低くなっています。
自然に寄り添う香月ワインズは、決して同じ味わいのワインは出来上がりません。
その年、その年で最高のワインができるよう、ブレンド品種や比率を変え、天候とにらめっこし、虫に病気に、代わる代わる襲い掛かってくる苦労を乗り越え、それを「個性」へと変えてボトリングされます。
2017年のファーストリリースから7ヴィンテージとなる今作。
2023年のMIYAZAKIのテロワールと
2023年ならではの香月ワインズの味わいを是非お楽しみください。
|
|
|
|
|
|
|
テクニカルノート
今ヴィンテージはシャルドネ単一で仕込みました。
原料は全て除梗をおこない、バスケットプレスで圧搾。
野生酵母により、低温で約3週間の発酵後、ステンレスタンクで約9ヶ月熟成。
その間、重力により滓を沈殿させ、2回の滓引きをおこないました。
2024年7月に瓶詰し、3ヵ月間の瓶内熟成を経て、同年10月にリリースいたしました。
味わい
外観は淡いグリーンがかったイエロー。
レモンなどの柑橘系、明るい芝のような爽やかな香りをまとっている。
白桃やラフランス、ナシのように瑞々しい果実味と、南国らしい完熟した文旦のような穏やかな酸が口中を引き締めてくれる。
透明感があり、優しく身体に染み渡る香月ワインズらしい味わいに仕上がった。
前菜からメインまで幅広く食事に寄り添う味わいで、ホタテなどの貝料理や塩味が利いたオイル料理に合いそう。
産地
宮崎県東諸県郡綾町
品種
シャルドネ100%
生産量
447本
|
|
|
|
テクニカルノート
メルロ単体で仕込んだものと、レゲントをベースとした混醸で仕込んだものをブレンドして仕上げた。
いずれも原料は全て除梗をおこない、野生酵母による自然発酵で1週間、27℃前後で発酵させた。
発酵終了後、バスケットプレスで圧搾し、ステンレスタンクで約6ヶ月熟成。
その間、重力により滓を沈殿させ、2回の滓引きをおこなった。
2024年3月に瓶詰し、さらに6ヶ月瓶内で熟成をさせ、同年10月にリリース。
味わい
外観は明るいガーネット。
ザクロや赤すぐりなど小粒で明るい赤色のベリーの香り。
口に含むと梅干や鰹出汁の味わいの上に、華やかで明るい果実を感じる。
抜栓から時間が経つにつれて淑やかに変化し、果実のエキスや黒コショウなどのスパイスの味わいが際立つ。
タンニンは柔らかくエレガントな印象で、穏やかな余韻が長く続く。
スパイスを使った料理はもちろん、和食とも相性がよい。
休日のお昼からチョコレートのお菓子やブランデーを使ったケーキと楽しむのも良さそう!
現時点でも十分に楽しめるが、数年の熟成変化も楽しみ。
産地
宮崎県東諸県郡綾町
品種
メルロ56%
レゲント38%
ドンフェルダー6%
生産量
654本
|
|
|
|
|
|